父親の思い出話


昨日は実の父親の命日でした。ですから、今日は父親の思い出話をしたいと思います。

私は、小学生までは父親が大好きでした。
仕事場にもよく連れて行ってもらっていて、仕事場の人たちにもとても可愛がってもらったのを覚えています。

雷が鳴った時には父親にしがみついていたり、虫が怖くて泣きながら助けてもらったりしていました。
遊園地や博覧会など色々な所にも出掛けてたくさんのことを教えてもらったのもいい思い出です。
今でもその時の光景ははっきりと思い出すことができるぐらいです。

でも、思春期あるあるで中高生になると父親とはあまり話さなくなり、少し怖い存在になってしまいました。
とはいえ、父は、声を荒げて怒ることはなく、いつも黙って母からの報告を聞いているだけでしたが、なぜか思春期の娘にとっては威圧感があったのを覚えています。

昔から親せきや同僚の人から「少し年を取ってから生まれた子供だから目に入れても痛くないぐらい可愛いがっていたよ」と聞かされていました。
「ほんと?」とずっと思っていたのですが、自分が第1子を生んだ時に見た父の優しい眼差しと、赤ちゃんを抱く姿を見てそれが本当だったんだと強く感じました。

柔らかい笑顔、泣いてもずっとあやしてくれる姿。歩き始めると危険がないかいつも気にしてくれる優しさ。など、怖いと思っていた父親とは正反対だったのです。

息子は後に大学の面接で「尊敬する人」を迷わず「祖父」と言って、困っている人を助ける心の広さや60を過ぎてもPCを使いこなせるまでに勉強をする姿など多くを語っていました。

昭和の父親を絵にかいたような人だったので、話しを聞くと母親はだいぶ苦労したようですが、子どもにはいい父親でした。

もう親孝行はできませんが、墓参りと仏壇へのお参りは年に数回欠かさず行って日常の報告をしています。





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